注目ワイン産地。サルデーニャ島ワイン

2024.06.26

サルデーニャ島では、何世代にも渡って受け継がれてきた伝統的なワイン造りが行われています。今回は、そんなサルデーニャ島のワインについて、ご紹介させて頂きます。

サルデーニャ島のワイン文化

  • サルデーニャ島のワイン造りの歴史は古く、少なくとも紀元前15世紀まで遡ります。ヌラーゲ文化と呼ばれる先史時代の文化が、ワイン造りの基礎を築いていました。
  • サルデーニャ島は地中海の重要な交易拠点だったため、ローマ帝国やスペインなどの支配を受けてきました。その過程で、スペインから伝わったブドウ品種であるカンノナウ、カリニャーノ、ヴェルメンティーノなどが導入されました。
  • サルデーニャ島の代表的なワインはDOCGのヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラとDOCのカンノナウ・ディ・サルデーニャです。これらのワインは、花崗岩や玄武岩の土壌と地中海性気候によって生み出される濃厚な味わいと特徴的な香りが魅力です。

サルデーニャ島のワイン文化の特徴

  • サルデーニャ島は地中海に浮かぶ島で、エメラルドグリーンの海と真っ白なビーチが有名な高級リゾート地です。この美しい自然環境がワイン造りにも影響を与えています。
  • サルデーニャ州の土壌は花崗岩や玄武岩が特徴で、地中海性気候により温暖な気候が特徴です。この土壌と気候がサルデーニャ島ワインの個性を生み出しています。
  • サルデーニャ島は古代から交易の重要地であり、ローマ帝国やスペインなどの支配を受けてきた歴史を持っています。この歴史的背景がサルデーニャ島のワイン文化の形成に大きな影響を与えてきました。

サルデーニャ島のワイン文化は古くから続く歴史を持ち、地中海の自然環境や土壌、そして支配の歴史が影響を与えてきました。

サルデーニャ島のワイン

  • サルデーニャ島は地中海に浮かぶイタリアの島で、エメラルドグリーンの海と真っ白なビーチが有名な高級リゾート地です。
  • この島では、スペインから伝わったカンノナウ、カリニャーノ、ヴェルメンティーノなどのブドウ品種が主に栽培されており、特徴的な赤ワインと白ワインが生産されています。
  • サルデーニャ島は古代から交易の重要地であり、ローマ帝国やスペインなどの支配を受けてきた歴史を持っています。
  • サルデーニャは独自の文化を持つイタリアの州で、リーズナブルな価格で様々なスタイルのワインが手に入る穴場の産地です。
  • 最近は独自性を大切にしつつ、世界的なワインのトレンドを取り入れたニューウェーヴの生産者も登場しています。

サルデーニャ島の白ワイン

  • サルデーニャ島の白ワインの代表格は、ヴェルメンティーノ種です。
  • ヴェルメンティーノ種は、フレッシュな酸味と柔らかな口当たりが特徴的で、地中海の風を感じさせる味わいが魅力的です。
  • 2022年には、ヴェルメンティーノ種の白ワインがD.O.C.G.に初めて認定されるなど、近年サルデーニャ島の白ワインが高い評価を受けています。

ヴェルメンティーノ種のワイン銘柄




デッペール コッリ・デル・リンバラ ヴェルメンティーノ “ルイナス”

  • これは、サルデーニャ島北部のコッリ・デル・リンバラ地域で生産されているヴェルメンティーノ種の白ワインです。
  • ヴェルメンティーノ種は、サルデーニャ島を代表する白ワイン品種で、フレッシュな酸味と柔らかな口当たりが特徴的です。
  • “ルイナス”は、デッペール社が手掛けるヴェルメンティーノ種のキュヴェで、2017年ヴィンテージです。
  • 熟した南国フルーツのようなジューシーな果実味と、酸味とミネラルのバランスが良い、ボリュームのある白ワインです。
  • デッペール社は、サルデーニャ島の老舗ワイナリーの一つで、高品質なワインを生み出しています。
  • 料理との相性も良く、魚介料理やシーフード、サラダなどと好相性です。

注目の産地 – コッリ・デル・リンバラ

  • コッリ・デル・リンバラ地域は、サルデーニャ島北部に位置し、ヴェルメンティーノ種の栽培に適した気候と土壌条件を備えています。
  • この地域のワインは近年、高い評価を受けており、2022年にはヴェルメンティーノ種の白ワインがD.O.C.G.に初めて認定されるなど、注目を集めています。

アントネッラ・コルダ ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ

  • これは、サルデーニャ州で生産されているヴェルメンティーノ種の白ワインです。
  • ヴェルメンティーノ種は、サルデーニャ島を代表する白ワイン品種で、フレッシュな酸味と柔らかな口当たりが特徴的です。
  • アントネッラ・コルダ社は、サルデーニャ島の老舗ワイナリーの一つで、高品質なワインを生み出しています。
  • この白ワインは、沖積土と小石混じりの土壌で育てられたブドウを使用しており、手摘みで収穫されています。
  • 12℃に冷却し、15~20日間のマセレーション、ステンレスタンクとフレンチオーク樽での発酵・熟成を経て、仕上げられています。
  • 口に含むと非常に華やかな印象で、しっかりとしたミネラル感と綺麗な酸味が全体を引き締め、バランスよく仕上がっています。
  • 魚介料理やシーフード、サラダなどと好相性です。

サルデーニャ島の赤ワイン

  • サルデーニャ島の赤ワインでは、カンノナウ種とカリニャーノ種が有名です。
  • これらの品種は、古木から収穫されたブドウを使用することで、深い色合いと凝縮感のある味わいが特徴的です。
  • サルデーニャ島はイタリア本土から離れた地中海の島で、かつてカタルーニャ王国に統治されていた歴史があり、スペイン品種も多く植えられています。

カンノナウ種の赤ワイン

アッツェイ サーラガト カンノナウ・ディ・サルディーニャ


  • 口に含むと、すぐにベルベットのようなしなやかさが感じられる、とてもエレガントなワインです。
  • 豊かな果実味が口いっぱいに広がります。黒チェリーやブラックベリーなどの熟した黒い果実の強いアロマが特徴的です。
  • タンニンはよくこなれていて、調和のとれた酸が心地よく長い余韻までずっと続きます。
  • スミレの花や乾燥させた赤い果実のスパイシーな風味も感じられます。
  • カンノナウ種らしいスパイシーさとしなやかな飲み口が楽しめる、バランスの取れた赤ワインです。

サルデーニャ島の代表的な赤ワイン品種であるカンノナウを使用したこのワインは、濃厚な果実味とエレガントな飲み口が特徴的です。長期熟成にも適しており、複雑な味わいを楽しめる素晴らしい1本です。


カンノナウ・ディ・サルデーニャ


  • 濃厚な果実味が特徴的で、黒チェリーやブラックベリーなどの熟した黒い果実のアロマが強く感じられます。
  • スミレの花やスパイシーな風味も感じられ、複雑な香りが楽しめます。
  • 口当たりはベルベットのようにしなやかで、タンニンはよくこなれています。
  • 酸もバランスよく、長い余韻が特徴的です。
  • フルボディで重厚な味わいながら、軽やかで飲み心地の良い仕上がりです。
  • 火山岩由来のミネラル感も感じられ、デキャンタせずにそのままグラスで楽しめます。

サルデーニャ島の代表的な赤ワイン品種であるカンノナウは、濃厚な果実味と複雑な香りが特徴的です。エレガントな飲み口と長い余韻が魅力的で、様々な料理とも好相性です。

カリニャーノ種の赤ワイン


カリニャーノ･ディ･サルデーニャ

  • 一般的にカリニャーノは酸が豊かで、ほどよいタンニンを持つワインとなることが知られています。
  • しかし、サルデーニャ州のカリニャーノは、他の地域のものよりもタンニンが強めに感じられます。
  • 濃密で肉付きのよい味わいが特徴で、プルーンやブラックチェリーなどの濃厚な黒系果実の風味が感じられます。
  • バルサミコのような甘い香りや、ひび割れた黒胡椒、乾燥ハーブのニュアンスも持っています。
  • フレッシュで力強い印象を与え、長い余韻が特徴的です。
  • 肉料理やマグロ料理、チーズなどとの相性が良いとされています。

サルデーニャ州のカリニャーノは、他の地域のものよりもタンニンが強めで、濃密な果実味と複雑な香りが特徴的です。力強い味わいながら、バランスの取れた仕上がりが魅力的です。

カリニャーノ･ディ･オリスターノ

  • カリニャーノ・ディ・オリスターノは、サルデーニャ州のオリスターノ地域で生産されるカリニャーノ種のワインです。
  • 一般的なカリニャーノと同様に、酸が豊かで、ほどよいタンニンを持つ味わいが特徴です。
  • しかし、オリスターノ地域のカリニャーノは、他のサルデーニャ州のものよりもさらにタンニンが強めに感じられます。
  • 濃密で肉付きのよい味わいが特徴で、プルーンやブラックチェリーなどの濃厚な黒系果実の風味が感じられます。
  • バルサミコのような甘い香りや、ひび割れた黒胡椒、乾燥ハーブのニュアンスも持っています。
  • フレッシュで力強い印象を与え、長い余韻が特徴的です。
  • 肉料理やマグロ料理、チーズなどとの相性が良いとされています。

オリスターノ地域

  • オリスターノ地域は、サルデーニャ州の西部に位置する内陸部の地域です。
  • 内陸部のため、海風の影響が少なく、より内陸性の強い気候が特徴的です。
  • そのため、他のサルデーニャ州の地域よりも、ワインのタンニンが強めに感じられる傾向にあります。
  • 一方で、内陸部ならではの複雑な香りも生み出されています。
  • オリスターノ地域は、サルデーニャ州の中でも特に伝統的な造り手が多く、固有品種の魅力を最大限に引き出したワイン造りが行われています。

サルデーニャ州のカリニャーノの中でも、オリスターノ地域のものは特にタンニンが強めで、濃密な果実味と複雑な香りが特徴的です。内陸部ならではの個性的な味わいを楽しめるワインと言えるでしょう。

地中海の風土が生み出す個性的なワインをぜひお試しください。

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