注目のワイン産地5選

今回は、ワインを選ぶ際に最も悩むポイントの一つである産地に着目。

今 注目されている・され始めている産地を5箇所ご紹介いたします。

サルデーニャ島ワイン

  • 独自の文化と歴史を持つ穴場の産地
  • サルデーニャ島はイタリアの中でも独自の文化を持つ州で、リーズナブルな価格で様々なスタイルのワインが手に入る穴場の産地です。
  • 多様なブドウ品種と個性的なワイン
  • サルデーニャ島では、海風を感じるヴェルメンティーノ種のほか、カンノナウやカリニャーノ種の古木の赤ワインでも高い評価を得ています。
  • スペイン品種の影響と土着品種の保護
  • サルデーニャ島はイタリア本土から離れた地中海の島で、かつてカタルーニャ王国に統治されていた歴史があり、スペイン品種も多く植えられています。一方で、固有品種が大切にされ、近代化の影響が少なかったため、イタリアの土着品種が守られてきました。
  • ガッルーラ地区の白ワイン
  • サルデーニャ島の北東部にあるガッルーラ地区は、1996年にイタリア南部の白ワインとしては初めてDOCGに認定された「ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ」の産地です。
  • 新旧のワイン生産者
  • 最近は、独自性を大切にしつつ、世界的なワインのトレンドを取り入れたニューウェーヴの生産者も登場しています。

サルデーニャ島は、リーズナブルな価格で多様なスタイルのワインが楽しめる穴場の産地です。スペイン品種の影響を受けつつも、固有品種を大切にしてきた歴史があり、近年では新旧の生産者が活躍しています。特に、ガッルーラ地区の白ワインは高い評価を得ています。

シチリア島ワイン

  • イタリア最大の島で歴史ある産地
  • シチリア島はイタリア最大の島で、ワイン生産量も国内第4位と重要な産地です。ブドウ栽培の歴史は古く、様々な文化の影響を受けてきました。
  • 多様なテロワールと個性的なワイン
  • 島の南部は温暖な地中海性気候、北部のエトナ山周辺は涼しい気候と、多様なテロワールを持っています。そのため、赤、白、甘口ワインなど、幅広いスタイルのワインが生み出されています。
  • 固有品種と国際品種の融合
  • シチリアには、ネロ・ダーヴォラ、フラッパート、グリッロなどの固有品種がありますが、近年は国際品種も積極的に導入されています。これらが融合し、シチリア独自のスタイルが生まれています。
  • テロワールを重視した新しい潮流
  • 2000年代以降、国際的なスタイルから脱却し、土地の個性を大切にしたテロワール志向のワインが増えてきました。現在ではイタリアトップクラスの産地の1つとなっています。
  • エトナ山周辺の注目ワイン
  • 火山性土壌のエトナ山周辺は、近年注目を集めるようになった新しい産地です。標高の高さから生み出される個性的な赤ワインが人気を集めています。

シチリア島は、長い歴史と多様なテロワールを持つ重要なワイン産地です。固有品種と国際品種の融合により、独自のスタイルが生み出されています。近年では、テロワールを重視した新しい潮流が生まれ、さらに注目を集めています。

ロワール地方

  • ロワール地方は、フランスの中央部を流れるロワール川沿いに広がる美しいワイン産地です。
  • 北から南に約1000kmにわたり、さまざまな気候と土壌条件が存在します。
  • 中世の歴史に彩られた、パステルカラーの水彩画のような美しい風景が特徴です。
  • サントル・ニヴェルネ地区: ロワール川流域の最も上流に位置する産地。シェー川流域の産地も含まれる。
  • トゥーレーヌ地区: サントル・ニヴェルネ地区の南に位置する主要産地。
  • その他: カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、グロローなどの品種が主に栽培されている。

ナチュラルワインの生産

  • ロワール地方は、自然派ワインの生産地としても有名です。
  • 無添加で自然な製法のワインが多く生産されており、世界的にも注目を集めています。

ロワール地方は、フランスの中央部を流れるロワール川沿いに広がる美しいワイン産地です。サントル・ニヴェルネ地区やトゥーレーヌ地区などの主要産地があり、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨンなどの品種が栽培されています。また、ナチュラルワインの生産地としても知られています。

スペイン山岳地帯ワイン

プリオラート地域

  • プリオラートは、スペインの有名な高級ワイン産地の1つです。
  • 急傾斜の山岳地帯に広がる葡萄畑が特徴で、頁岩質の土壌がワインに深みとミネラル感をもたらします。
  • 主要な品種はガルナチャ種とカリニェナ種です。

コンカ・デ・バルベラ地域

  • コンカ・デ・バルベラは、スペインの山岳地帯にあるワイン造りの秘境です。[1]
  • 山や谷が多く、広い畑がないため、ブドウはテラス状の段丘地の非灌漑地で育てられます。
  • 気候は寒暖差が少なく、一年を通して温暖な気候が特徴です。

リオハ地域

  • リオハは、スペインの有名な赤ワイン産地の1つです。
  • リオハ州が最も大きな面積を占めますが、バスク州とナバーラ州にも一部がまたがっています。

スペインの山岳地帯には、プリオラート、コンカ・デ・バルベラ、リオハなどの有名なワイン産地が存在します。急傾斜の地形や特殊な土壌条件、寒暖差の少ない気候など、山岳地帯ならではの環境がワイン造りに大きな影響を与えています。これらの産地は、スペインワインの魅力を最大限に引き出す重要な産地といえるでしょう。

エトナ地域

  • 活火山の麓に位置する独特の土壌
  • エトナ山は活火山で、その火山灰土壌がブドウ栽培に適している。
  • 火山灰土壌はミネラル分に富み、ワインにミネラル感を与える。
  • 温暖で日照量が高い気候
  • シチリア島は地中海性気候で、温暖で日照量が高い。
  • この気候がブドウの良質な成熟を促す。
  • シャープな酸味とスパイシーな特徴
  • エトナ産ワインは、火山灰土壌由来のミネラル感と共に、シャープな酸味とスパイシーな特徴を持つ。
  • 近年、エトナ地域のワインが世界的に注目を集めるようになってきた。
  • 自然派ワイン造りにこだわる生産者が増え、エトナ地域の個性を最大限に引き出したワインが生み出されている。

エトナ地域は、活火山の恵みを受けた独特の土壌と気候条件から生み出される、ミネラル感とシャープな酸味が特徴的なワイン産地として知られています。近年、注目を集める理由は、自然派ワイン造りにこだわる生産者の活躍によるところが大きいと言えるでしょう。



これらの注目ワインは、それぞれ個性的な特徴を持っており、ワイン愛好家の間で高い評価を得ています。ぜひ一度お試しください。

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